今回の基調講演では、けいはんな学研都市の異分野融合をテーマとした研究事例である
「赤ちゃん学」や「IoTの動向」の2テーマについて、興味深いお話をしていただきます。

開催場所 交流棟3階「ナイル」
開催時間 10:00~12:20
定員 200名

挨拶10:00〜10:20

主催者および来賓(近畿経済産業局)挨拶

基調講演 110:20〜11:20

異分野・異業種をつなぐ赤ちゃんの世界

講演要旨

人の成長はとどまることなく、生涯続く。
そのゆったりとした流れを「大人」「こども」で区切ってしまっては、源流を見失うことになるだろう。途切れさせず、淀ませず、波立たせない流れを作るために、ときに源流へ遡り、丁寧に紐解くことも必要となる。
“赤ちゃん学”は、ヒトのはじまりである赤ちゃんを胎児期から総合的に理解することで、ヒトの発達、それを障害するメカニズムの解明に迫ろうとしている。それには多岐にわたる分野による科学的データを有機的につなげ、融合させることが重要であり、さらにその研究成果を社会に還元すべきと考えている。そのためには計測機器などの開発はもとより、研究の成果還元としての製品開発など、多くの方々に関わっていただかねばならず、また協働していただく必要がある。
けいはんな地域は子育てに熱心な自治体があり、子どもの数も増えている地域であり、多くの企業や研究機関が集まっている。産官学が一体となって、この地域に集う―住まう、学ぶ、働く、すべてのひとりひとりが源流を見出し、その流れに合わせて居心地のいい生活と、それを持続させる生き方を実現できるよう “赤ちゃん”をキーワードに可能性を探りたい。

小西(こにし)行郎(ゆくお)

プロフィール
日本赤ちゃん学会理事長
同志社大学 研究開発推進機構
赤ちゃん学研究センター 教授、センター長
兵庫県立リハビリテーション中央病院
子どもの睡眠と発達医療センター センター長
小児科医

基調講演 211:20〜12:20

産業革命の担い手:クラウド、IoT、そしてAI

講演要旨

クラウド・コンピューティング、Internet of Things(IoT)、スマートシティ、Smarter Planet、コネックテッドデバイス、人工知能(AI)など、次世代の我々を取り巻くIT社会を表現するキーワードはいくつもあるが、もはやそれらは単なるBuzzword(バズワード)とは言えない状況になってきている。
実ビジネスとして社会全体に普及するまでには至っていないものの、IoTベースのデータ工学は劇的に進んでいる。機械学習やビッグデータ解析の手法も潤沢な計算リソースを用いて加速度的に進歩してきた。その背景のもと種々の産業構造が大きなパラダイムの転換を迎えようとしている。
本講演では、それらキーワードをもとに、我々を取り巻く状況と我々の取り組みについて概説する。

松岡(まつおか)茂登(もりと)

プロフィール
大阪大学サイバーメディアセンター 教授
大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻(兼任)